秋の金沢〜三文豪のまち〜 鏡花、秋聲、犀星の世界を楽しむ  
 
主催 泉鏡花記念館・財団法人金沢文化振興財団
 
  泉鏡花記念館 朗読「歌行燈」  
  2006年11月29日(水)13:30〜15:10 講座室  
 
 
    今年の三文豪月間もすごいです!三文豪を巡る文学散歩、三文豪を学ぶ講演会や講座、三文豪映画上映会、そしてそして三文豪を聴く・・・我が朗読小屋 浅野川倶楽部の大看板女優高輪眞知子による泉鏡花先生珠玉の名作「歌行燈」の朗読ぅぅぅっ!青山館長のエネルギッシュなご弁舌に会場内は歌行燈の世界一色になり、堂々と幕が開きましたぁぁ!
 
 
 宮重大根のふとしく立てし宮柱は、ふろふきの熱田の神のみそなわす、七里のわたし浪ゆたかにして、来往の渡船難なく桑名につきたる悦びのあまり……  
   と口誦むように独言の、膝栗毛五編の上の読初め、霜月十日あまりの初夜。中空は冴切って、星が水垢離取りそうな月明に、踏切の桟橋を渡る影高く、灯ちらちらと目の下に、遠近の樹立の骨ばかりなのを視めながら、桑名の停車場へ下りた旅客がある。
 
       
 
 
 
能に造詣の深かった泉鏡花らしい作品です。
 
 
『歌行燈』 泉鏡花作

恩地喜多八は能のシテ方宗家の甥であったが、謡の師匠宗山と腕比べを行い自殺に追い込んだために勘当される。宗山には娘お三重がいたが、親の死によって芸者となっていた。肺を病み流浪する喜多八は偶々お三重と会い、二度と能をしないとの禁令を破ってお袖に舞と謡を教える。喜多八の伯父の前でお三重が『海人』(観世では『海士』)の「玉之段」を舞う場面がクライマックスである。深夜に響く鼓と謡、舞と海音の描写が大変美しい。

1943年に成瀬巳喜男監督、花柳章太郎、山田五十鈴主演で映画化され、1960年にも衣笠貞之助監督、市川雷蔵、山本富士子主演で再度映画化された。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
 
 
 
 

泉鏡花記念館ホームページ
http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bunho/ikkinen/index.htm

 
       





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