初日 3月24日(土)14:00 |
その一 津雲京子 |
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その二 長岡和栄 |
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その三・四 五十川千枝子 |
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その五 大嶋文子 |
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その六 樋口なおみ |
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プロローグ / 「序詩」 |
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「はる」 大谷万咲子 |
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「桜咲くところ」 伊藤憲子 |
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「万人の孤独」 山本久美子 |
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「蒼空」 岡本正樹 |
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「万人の愛」 荒木重治 |
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「夏のことなので、何か涼しい着物を用意 すればよかつたのだが、私は紋附が嫌ひ なので、葬礼などには大抵洋服で出かけ ることにしてゐた。」 長岡和栄 |
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「何とかしませう。」甥は言つたけれど、 |
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「兎に角彼等は ― 私と私の子供達をも 含めて、みんな私の父から発生した種族で あつた。多少幸不幸の差はあるにしても、 一様にどこかへ紛れこんで生きて来、生き つつある訳であつた。」 大嶋文子 |
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「もうそのくらゐで可からう。」兄がふつと |
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「到頭私はソシアル・ダンスと紅い文字で 出てゐる、横に長い電燈を見つけることが 出来た。往来に面した磨硝子に踊つてゐる 人影が仄かに差して、ヂヤヅの音が、 町の静謐を掻乱してゐた。」 樋口なおみ |
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「山吹の花の、わけて白く咲きたる、 小雨の葉の色も、ゆあみしたる美しき女の、 眉あをき風情に似ずやとて、」 語り / 伊藤憲子 |
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「此の上の望と申せば、まだ一度も、 もう三度も、御折檻、御打擲を願い たいばかりでござります。」 人形使 辺栗藤次 / 岡本正樹 |
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「身ぶり素ぶりに出さないのが、眞個の我が 身體で、口へ出して言へないのが、眞實の 心ですわ。唯恥かしいのが戀ですよ。」 小絲川子爵夫人 縫子 / 山本久美子 |
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縫子 「畜生、畜生、畜生。 あゝ、切ない、苦しい。苦しい、切ない。」 人形使 「うゝむ堪らねえ、苦しいが、 可い塩梅だ。堪らなねえ、いゝ気味だ。」 |
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「人形使、無言のまゝ睨むが如く見詰め つゝ、しばらくして、路傍に朽ちし稲塚の 下の古縄を拾ひ、ぶらりと提げ、じりじり と寄る。其縄、ぶるぶると動く。」 語り / 大谷万咲子 |
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「うむ、魔界かな、此は、はてな、夢か、 いや現実だ。 えゝ、おれの身も、おれ の名も棄てようか。いや、仕事がある。」 画家 島津正 / 荒木重治 |
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公演前の発声練習也 |
口上ふみこさん |
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応援お願いします! |
杏組さんおつかれ〜 |
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ふ〜安堵感、安堵感 |
雪組さんおつかれ〜 |
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撮影数沢さ〜ん |
サインしま〜す |
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稽古納めのお参りせず、 飲みに行ってしもた〜! |
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ご来場ありがとうございましたぁ! |
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私達はついに目覚めたのであった・・・ (゜▽゜)\(>_<) Yamabuki |
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大木氏解説「伝統とモダンが明滅する」杏組の朗読 o(^-^o) Machinoodoriba |
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文学と朗読と舞台・・・芸術は爆発だぁぁぁ! |
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走れメロス・・・お客様が貴方を待っている、がんばれメロス達よ! |
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「理想を貫く女優たち 〜2007朗読で綴る金沢文学 公演日誌Nより〜 」 |
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朗読小屋としては第3回を迎える「2007朗読で綴る金沢文学」は、16日間23ステージ(のち24ステージ)という中期間に渡り開催された。今年は県、市議会選挙が3月末と4月初旬に行われる為、前もって予測していなかった朗読小屋にとっては青天の霹靂であった。これからどんな波乱が待ち受けているのか、それは当然、誰も知る由もなかった。 初日はやっぱり重圧感に満ちていた。胃と頭が痛くなっていた。思い起こせば半年の稽古は苦しく辛くも楽しいものであった。ああでもないこうでもない、こうだああだ、演出と役者は試行錯誤を続け互いに最高の舞台を目指した。この日は静寂を保つスタッフの苦心とは裏腹に、愛の詩集上演時にお客様の携帯が鳴り、会場に緊張が走ったが、出演者は気迫で舞台を努め乗り越えてくれた。スタッフは暗室の中でアイコンタクトをとり、ハプニングを最小限に留めるよう耳を澄ました。昨年まで気になっていた救急車のサイレン、ダンプの排気音などは全く気にならなくなっていた。金沢市の交通要所に面した朗読小屋として免疫力がついてきたのだ。 初春の冷え込みは午前中だけであった。雨模様にも関わらずお客様の足どりは繁く、多くの体温と熱気で小屋内は暖かかった。 |
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