9〜16日目(千秋楽)
 
 
月1日(日)〜4月8日(日)14:00 / 18:00
 
     
 
 
     

 
いらっしゃいませ!
すみこさん
ちえこさん
ひろこさん
しげこさん
じゅんこさん
たまきはるさん
お客様を待つ・・・
じゅんこさん
ふみこさん
愛知県春日井市「きらきらぼし」の方々と
さよこさん
くみこさん
よしこさん
えつこさん
きみ姉

ご来場ありがとうございました!
(┬┬_┬┬)


 
       
       
  泉鏡花原作「義血侠血」より 五木寛之原作「浅の川暮色」より  
   朗読劇「滝の白糸」  朗読劇「浅の川暮色」  
   出演 高輪眞知子  出演 高輪眞知子  
   演出 鷺森雨中  演出 鷺森雨中  
       
       
 
 4月1日(日)
14:00 「滝の白糸」 18:00 「浅の川暮色」  
 
 4月2日(月)
14:00 「浅の川暮色」 18:00 「滝の白糸」  
 
 4月3日(火)
14:00 「滝の白糸」 18:00 「浅の川暮色」  
 
 4月4日(水)
14:00 「浅の川暮色」 18:00 「滝の白糸」  
 
 4月5日(木)
14:00 「浅の川暮色」 18:00 「滝の白糸」  
 
 4月6日(金)
14:00 「滝の白糸」 18:00 「浅の川暮色」  
 
 4月7日(土)
14:00 「滝の白糸」 18:00 「滝の白糸」  
 
4月8日(日)
13:00 「滝の白糸」 18:00 「滝の白糸」 (追加公演)  
         
8日間 / 16ステージ
 
 
     
 
 
朗読で top 9〜16 綴る
 
     

 
     
  「理想を貫く女優たち 〜2007朗読で綴る金沢文学 公演日誌Nより〜  
  九日目 四月一日
全部員の公演を終え、公演の折り返し地点である九日目は開幕した。昼は「滝の白糸」、夜は「浅の川暮色」。白糸公演時に選挙カーが行き過ぎたが、高輪はそんなことで崩れる女優ではない。意気揚々とやっている。「浅の川暮色」開始20分後に橋場町交差点を選挙カーが通過した。一瞬ヒヤッとしたけど大女優は依然として豪快であった。舞台の上ではマイナス要素は次々と捨て置かなければならない。僕は夜公演の撮影を忘れていた。それは出来もしない口上をやって気持ちが舞い上がってしまったからであった。時間の余裕はあっても気持ちに余裕がなければ大きなミスを侵す。開幕後はカメラの操作音を出せない。自身の創作した舞台を、一瞬であっても自身の手で壊すことなど出来ない。美しい作品は美しいままに・・・

十日目 四月二日
桜が咲き麗らかな日を迎えた浅野川界隈は、そぞろ歩きを楽しむ人々で賑わっていた。そして選挙カーの乱声。金沢の風情も現実の驚異に晒されている。
選挙カーはコンスタントに朗読小屋付近を行き過ぎた。乱声と女優の声が重なる間は、やはり女優の声が聞き取りにくい。「浅の川暮色」には、ゆっくりまったりとした雰囲気だ。対抗して大きな声や気合いで乗り越えられるものではない。鬱屈した金沢情緒に浸ってきた私達は、この作品の深みがありありと分かるのだ。

十一日目 四月三日
開幕直前に選挙カーの大声が通り過ぎた。「滝の白糸」上演時はなかった。これを機に三文豪の書に親しませて頂きます。という素晴らしいご感想を頂戴致しました。がんばるぞ〜。

十二日目 四月四日
後半戦も、はや四日目を迎えていた。全公演期間では十二日目に当たるこの日で高輪は8ステージを終えることになる。7ステージ目「浅の川暮色」は街頭演説と共存する形で上演された。小屋から200m位先であろうか。救急車も通った。開演から15分後、街頭演説は遠ざかって行った。終盤に選挙カーが行き過ぎた。「滝の白糸」は無事だった。朗読小屋は選挙期間を戦っている。今夜は急に冷え込み、冬へ逆戻りした。夜風が染みる。

十三日目 四月五日
午前から選挙カーが忙しく往来している。「浅の川暮色」の開幕直前に選挙カーの声が近づいて来たので、暗転のまま通り過ぎるのを待った。行き過ぎたのを確認してから開幕。しかし第一声と同時に、息継ぎを終えた選挙カーも再開。信号の横断警笛がうっすらと聞こえる。錆びた自転車の激しいブレーキ音。「よろしくお願いします!ありがとうございます!お願いします!ありがとうございます!」何を頼んでいるのだろ。私達一般市民が未来への希望を託すのは分かるが、政治家から託されることなどないはずだ。私達は自分の意思を汲んでくれる方に投票するのだから、演説しながら走ってほしいくらいだ。しかしそうなると朗読小屋は干上がってしまう。理想と現実。真実と虚無。文化活動は常に現実の荒波と戦って行かなけ
ればならない。

十四日目 四月六日
今日は快晴。のどかな日差しに心が和む。今日は平穏な一日を迎えることが出来そうだと思っていたら、「滝の白糸」三景の天神橋で村越欣弥と水島友(白糸)の会話をしている最中に、その時はやって来た。今日は元気が良い。お客様は白糸の声を聞けばよいか選挙カーの声を聞けばよいか、耳をキョロキョロとしている。申し訳ありません。こうなったらコンクリートの建物に改築するしかない。白糸終演直後に激しい大声が襲って来た。「ありがとうございます!ありがとうございます!」本日は、ご来場ありがとうございました!

十五日目 四月七日
今日から二日間、金沢・浅の川園遊会が開催され、八日には水谷八重子さんの水芸が行われる。園遊会初日の浅野川界隈は沢山の人々で賑わっていた。我々浅野川倶楽部も実行委員として参加している。今年も忙しい〜。祝祭空間を創出する園遊会は圧巻だ。そんな中、鉄骨の入った木造建築、朗読小屋浅野川倶楽部では「滝の白糸」の上演が行われていた。消防署の許可、消防法は堂々とクリアしている。昼は選挙カーに悩まされたが、夜は園遊会の太鼓の音が「金沢なる浅野川の磧は、宵々毎に納涼の人々で熱了せられぬ。」ような雰囲気を演出していた。頑張れ大女優!終わり間近、選挙カーが近づいて来た。急げ〜。けどクライマックス完全に被ってしもとる。暗転と同時に選挙カーが去る。むむむ。

十六日目 四月八日
サボる・・・後日書きます。


 
     
     





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朗読小屋 浅野川倶楽部 〒920-0902 金沢市尾張町2-14-21
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制作 表川なおき
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