2006夏・夢がたり十八夜    
   
十一夜 8月18日(金)14:00
 
       
       
 
砂川公子作
「かぐや姫の里帰り」


高輪眞知子
 
 
濱口國雄作 「犯罪人」

樽矢美代子
 
 
濱口國雄作 「飢」

岡田淑子
 
 
徳沢愛子作
「かたいもんにならにゃ」


樽矢美代子
 
 
徳沢愛子作 「福寿草なら」

池川光子
 
 
安田桂子作 「夢の外に」

種本敏江
 
 
寺本まち子作
「枇杷の葉の下」


池川光子
 
 
井崎外枝子作 「ほたる」

笠間芙美子
 
 
吉田さかな作
「雨の夜の物語」


市波純子
 
 
徳田秋聲作 「白い女」

上田暢子
 
 
 
       
       
 
       
 
 
 
司会のじゅんこ博士
いそがしいそがし
 
 
 
 
ここ空いてますよ〜
満員の気配?
 
 

お客さんがぞくぞくと
ご到着する
よ〜し頑張るぞ〜
2名様ごあんな〜い!

 
 
   
 
 

 
 
 
 
 
 
華ある女優
 
 
 
 
ごっつおつかれさん
 
 
 
 
 
 
 
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  「人間失脚」 〜太宰が告げるNの肖像〜  
 
第11の手記
 
 
ついにその瞬間がやって来た。「左へ曲がりますご注意下さい、左へ曲がりますご注意下さい・・・」早く曲がれよと代わりにハンドルを回したい衝動に駆られる宅急便の左折アピール音。そして自転車のキーキー音、そして上演中の携帯着信音。お盆の一週を休み再開した夢がたり十八夜。初日より十夜まで奇跡的なくらいハプニングがなかったので、いつかは来るはずと覚悟はしていたが、中弛みを一掃し気合いを入れろと激を飛ばして挑んだ十一夜に、一気に外敵が襲い掛かってきた。起きてしまったことは仕方がない。耐え忍ぶしかないのだ。この界隈で小屋を営むためには、それなりの適応能力が必要だ。完全に静かな小屋にするなら鉄筋コンクリートの小屋に改築しないと無理である。あれほど汗と金と労力を費やしても築60年以上の木造には限りがある。今、朗読小屋 浅野川倶楽部に迫られているのは界隈騒音への適応能力だ。

十一夜はハプニングを除けばほぼ成功。時勢の華サッカーは11人対11人の球技である。腕ではなく足を磨いてきた選手達と、監督を初めスタッフらによる総合スポーツである。F1などのモータースポーツはドライバーとスタッフらの技術の合作によって勝利を追う。「スポーツは総合芸術だ!」という持論を持つNは、舞台も個々の強い信念、キャストとスタッフとの総合芸術であると確信していた。一つの好プレーが次の好プレーを呼び、結果として美しいプレーが勝利を呼ぶことになる。一つの美意識が、次の美意識を生む。鏡花の世界に魅せられたNは美意識ゆえに領収書の山を焼却した。
 
 
 




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制作 表川なおき
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