2006夏・夢がたり十八夜    
   
十二夜 8月18日(金)19:00
 
       
       
 
濱口國雄作 「犯罪人」

岡田淑子
 
 
濱口國雄作 「飢」

平野久美子
 
 
徳沢愛子作
「かたいもんにならにゃ」


中島佳代
 
 
徳沢愛子作 「福寿草なら」

中島佳代
 
 
安田桂子作 「夢の外に」

坊城美恵子
 
 
寺本まち子作
「枇杷の葉の下」


坊城美恵子
 
 
井崎外枝子作 「ほたる」

斉藤郁子
 
 
吉田さかな作
「雨の夜の物語」


生田蕗子
 
 
三島由紀夫作
近代能楽集の内 「葵上」

平野久美子/志牟田敬子/高輪眞知子
表川なおき/
 
 
 
       
       
 
       
 
 
 
嵐の前の静けさ
のぶこ口上委員
 
 
 
 
はいどうぞ〜
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夜に備えてライトアップ
ようこそ私の夢の中へ
 
 
 

 
 
 
 
 
 
おつかれ〜
 
 
 
 
サインはV
 
 
 
 
 
 
 
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  「人間失脚」 〜太宰が告げるNの肖像〜  
 
第12の手記
 
 

昼の公演十一夜ではハプニングが続出し、事前に防げるはずの携帯電話の着信音も鳴ってしまった。Nは十一夜で学んだ教訓を胸に、その夜の公演十二夜では執拗に執拗に携帯オフ運動を行い、必要以上に神経を擦り減らしていた。結局十二夜では葵上開始時のバイク音を除けばノーハプニングであった。物語の都合上、深夜の病院付近を暴走族が通り過ぎたのだと捉えればそれなりだ。

舞台の出来も上々であった。開演前の楽屋の雰囲気は、いつかNHKで見た永平寺の修行僧の姿そのものであった。「威儀即説法という言葉がある」とNは私に話してくれた。「親鸞上人であったか道玄禅師であったか・・・」、大事な部分が抜けているところがNの人柄をよく表している。その威儀即説法とは、身なりを清め生活習慣を正していくことが即説法に通ずるのだという教えであるらしい。姿勢を正し規律を守ることが即芸術に通ずることを悟ったNは「威儀即芸人」という言葉を後世に残したいらしい。

 
 
 





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制作 表川なおき
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