2006夏・夢がたり十八夜 | |||||||
六夜 8月4日(金)14:00 |
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砂川公子作
「かぐや姫の里帰り」 高輪眞知子 |
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濱口國雄作
「犯罪人」 八木紀子 |
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濱口國雄作
「飢」 長山照美 |
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徳沢愛子作 「かたいもんにならにゃ」 平井津賀子 |
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徳沢愛子作
「福寿草なら」 平井津賀子 |
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安田桂子作
「夢の外に」 千代紀美 |
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寺本まち子作 「枇杷の葉の下」 大谷万咲子 |
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井崎外枝子作
「ほたる」 山本久美子 |
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吉田さかな作 「雨の夜の物語」 長山照美 |
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徳田秋聲作
「白い女」 上田暢子 |
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こちらのお席へ |
本日はお暑い中・・・ |
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へい、らっしゃいっ! |
ありがとうございましたぁ! |
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ほっ |
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明日もがんばるぞ〜 |
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「人間失脚」 〜太宰が告げるNの肖像〜 | ||
第6の手記 |
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前回の五夜から四日挟んで六夜を迎えた。朝から熱帯地帯のような猛暑が襲い、会場は冷房をフルパワーにしてお客様を迎える事となった。六夜はまずまず盛況であった。ハプニングといえば、受付で携帯電話OFF運動で汗を流したが、開演前の口上挨拶中にメール着信音のような短音が聞こえる。素晴らしいタイミングに思わず噴き出してしまったNは、再度OFFコールをするよう指示を出した。 ほたる時と白い女時に自転車のキィキィ音が聞こえてきた。いちいち心を動かしていては集中力を消耗するだけだ、あきらめるしかない。しかしながら14時、19時という開演時間の設定はほぼ成功だと確信する。宅急便は毎日18時前後に通り過ぎるし、豆腐屋も来ないし、焼き芋屋が絶対来ない。「吹いて吹いて吹き上げてぇ!いしや〜きいも〜」とこられてはお手上げだ。 受付猛暑地獄エリアでは女子部員が下積み女優のような心境で、「いらっしゃいませ!」と笑顔でお客様へ応対している。そして上演一時間十五分の間は息を殺して暑さに耐える。お客様のお帰りには再び笑顔でお送りをしなければならない。受付担当者はまるで修行僧のようだ。可哀想に。こんな過酷な修業をさせる朗読寺住職の顔が見てみたい。確か「石川」という名だったと思う。 |
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