2006夏・夢がたり十八夜    
   
十八夜 8月26日(土)14:00
 
       
       
 
濱口國雄作 「犯罪人」

瀧澤ひろ子
 
 
濱口國雄作 「飢」

瀧澤ひろ子
 
 
徳沢愛子作
「かたいもんにならにゃ」


大谷万咲子
 
 
徳沢愛子作 「福寿草なら」

中野繁子
 
 
安田桂子作 「夢の外に」

千代紀美
 
 
寺本まち子作
「枇杷の葉の下」


大谷万咲子
 
 
井崎外枝子作 「ほたる」

数沢淑子
 
 
吉田さかな作
「雨の夜の物語」


福山清子
 
 
三島由紀夫作
近代能楽集の内 「葵上」

山下幸子/志牟田敬子/高輪眞知子
表川なおき/牧野知恵子
 
 
 
       
       
 
       
 
 
 
よっしゃ最終日だ
どないしよどないしよ
 
 
 
 
みなさま・・・
ありがと〜
 
 
 

 
 
 
 
 
 
うつくしすぎる
 
 
 
 
高輪眞知子とゆかいな仲間達
 
 
 
 
 
 
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  「人間失脚」 〜太宰が告げるNの肖像〜  
 
第18の手記
 
 
十八夜がついに終わりを迎えた。春公演に続き二度目の公演であった「夢がたり十八夜」は、企画当初に飛ばし過ぎだと懸念の声が上がったが、こうして終えてみると「やって良かった」という声が大半を占めた。分析してみると四ヵ月という稽古期間は決して短くなく、平生の地元劇団の稽古期間とほぼ変わらないことが分かる。最近よく地元劇団と朗読小屋を比較することがある。日常的に鏡花をやっている石川の地元劇団は鏡花劇場ぐらいで殆ど見当たらない。中央では鏡花が持て囃されているが、地元劇団の間では軽視され舞台化が困難となっているように思える。

しかしながら唯一、四年に一度「泉鏡花フェスティバル」という金沢市主催の催し物があり、金沢戯曲大賞受賞作品の舞台化において、地元俳優と中央のプロ俳優の共演が企画されており、Nは金沢市の文化活動の指針に敬服していた。ただ前述の通り、創作者達が日常的に三文豪作品に触れず、ともすればその必要性さえ軽視していることが地域特有文化の衰退を招いているのだとNは創作者側に異を唱える。創作者が創作しなければ観客は触れる機会を奪われることになる。創作者達は三文豪、そして文学に学ぶ必要がある。中央のまね事に奔走するのは茶番である。それよりも地域特有の文化を発信することに目を向けるべきである。

浅野川倶楽部の挑戦はまだまだ続く。
 
 
 





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制作 表川なおき
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